性癖
※セリフSSです。
※わりと下品です。
~シロガネ山~
グリーン「お前ってこの雪山でどう過ごしてんの?」
レッド「⋯⋯⋯⋯(チョイチョイ」
グ「?」
~レッドが過ごしてる洞窟へ~
グ「すげえええ!! 秘密基地じゃん!! パソコン使えるのか!?」
レ「電池で動くようにマサキに改造してもらった。ネットはポケットwifi」
グ「マサキすげー」
グ「シロガネ山って意外と普通に電波通ってるよな⋯⋯」
レ「薪とってくるから待ってて」
グ「そこは原始的なんだ⋯⋯」
グ「⋯⋯」
グ(暇だな⋯⋯)
グ(どんなエロサイト見てるのか履歴見てやろっと)
カタカタカタ⋯⋯
グ(なんか⋯⋯ツンデレ幼馴染を調教するみたいなプレイが多いな⋯⋯)
グ(まあおれもレッドじゃなくて可愛い女の子が幼馴染だったらって思ったことあるけど⋯⋯うわハードSMとかある。あいつこんな趣味だったのか⋯⋯なんか見ちゃいけないもの見ちまった罪悪感がすごい)
レ「グリーン」
グ「うわぁ!?」
レ「何見て⋯⋯」
レ「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
グ「あ、その⋯⋯勝手に見て悪かったよ」
レ「これは⋯⋯違うんだ⋯⋯」
グ「き、気にすんなよまだノーマルな方だろ⋯⋯」
レ「その動画は別にグリーンを脳内でどうこうするために集めてた訳じゃなくて⋯⋯」
グ「そんな疑い1ミリもしてなかったけど!!!?」
レ「えっ⋯⋯? あっ⋯⋯⋯⋯」
レ「⋯⋯⋯⋯謀ったな!!!?」
グ「お前が勝手に喋り始めたんだろ!!」
グ「え、ま、マジで? 俺の事そんなふうに」
レ「いや本当に誤解。大きな間違いがある」
グ「そ、そうだよな。何をどう間違ったのか全然わかんねーけど俺はちゃんと話を聞くぜ!」
レ「う⋯⋯うん⋯⋯」
レ「あ、あくまで脳内だけの話であって実際はちゃんと優しくするから⋯⋯」
グ「抱くのは決定事項なのか!!?」
レ「あっ⋯⋯いや違くて」
グ「な、な、何が違うんだよ⋯⋯ひっ⋯⋯こっち来んな⋯⋯!!」
レ「や、やめてそんな怯えた顔されると興⋯⋯傷つくからやめて」
グ「いま興奮って言いかけた!!??」
グ「そっそれ以上近づいたら叫ぶぞ⋯⋯!」
レ「落ち着いて⋯⋯こんな山奥で叫んでも誰も来ないから⋯⋯落ち着いて⋯⋯」
グ「うわあああああ(絶望)」
レ「あの本当⋯⋯何もしないから! 痛いことは何も!!」
グ「痛くないことはするつもりか!?」
グ(レッドの様子が明らかにおかしい⋯⋯!ここは強行突破で逃げるしか⋯⋯!)
レ「⋯⋯今逃げ道を考えてると思うけど」
レ「さっきカビゴンが入口で寝始めちゃったから暫く出られない」
グ「うわあああああ(絶望)」
グ「いやボールに戻せよ!!」
レ「起こすの可哀想だし」
グ「今一番可哀想なのはおれだ!!」
レ「いや違う一番可哀想なのは性癖がバレた僕」
グ「性癖って認めやがったな!!?」
レ「いやホント誤解。僕らは今まで幾度もすれ違ってきた。同じ過ちを繰り返してはならない」
グ「お前もう訳わかんなくなってるだろ」
レ「僕という人間を思い出して欲しい。グリーンなんかでそんな」
グ「そ、そうだよな、性癖は事実だとしてもお前が俺でそんな妄想するわけ⋯⋯」
レ「征服欲煽るグリーンで調教妄想なんてするわけ無いじゃないか⋯⋯」
グ「分かりやすく根拠を説明されたんだが!?」
グ「もう耐えられねぇ! 悪いがカビゴンは倒させてもらうぜ!」
レ「待ってグリーン。カビゴン倒したところで外は猛吹雪だから帰れない」
グ「今日そんな吹雪いてなかったぞ!?」
レ「薪取りに行くついでにふぶきしまくったから」
グ「最初から俺を監禁するつもりで!?」
レ「ちがう! これは純粋に泊まっていって欲しかっただけ」
グ「もうなにも信じられねぇ!」
レ「いや⋯⋯なんかもう、よくない?」
グ「は?」
レ「僕ら付き合い長いじゃん。一回くらいよくない?」
グ「な、何が⋯⋯」
レ「セッ──」
グ「やっぱ言うな!!!」
レ「幼馴染ならみんなやってるよ」
グ「やってねーよ!! お前完全に開き直りやがったな!!?」
レ「大丈夫。何も考えず僕に身を」
グ「任せられるか!!」
レ「僕ら相性いいと思うんだ。同じ色名の名前だし」
グ「赤と緑って補色なんだよ! 混ぜたら真っ黒だよ!! つーか名前関係ねぇし開き直った瞬間ぐいぐい来るなお前!!? あっ待てこっち来るなってば⋯⋯!」
レ「くすぐったい場所って性感帯になるらしい。今日はそれ試してみよう」
グ「"今日"は!!? ちょっ、あっ、待てやめっ⋯⋯変な場所触んなぁ⋯⋯っ」
果たしてグリーンは無事にシロガネやまを下りることができるのか──!?
次回へ続く!(※続きません)
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